2013年12月4日水曜日

坂町坂だより NO.307


 

 先週の日曜日の午後、当初は台風の影響が懸念されるなか、幸いにして台風一過の好天に恵まれて教会バザーを開催することができた。今年も被災地支援を掲げて、三陸・釜石から海産物を取り寄せ、美味しい香りを漂わせながら、無事に開くことができて本当に感謝である。

 9月末の伝道礼拝後、長老会ではバザー開催を決めたものの実行委員会はなかなか開かれず、準備不足でどうなるのか少々心配もあった。ようやく2週間前になって、リサイクル品が集まりだした。今年の傾向としては、生活雑貨のリサイクル品は少なく、一方で中古衣料がかなりの量になったことである。さらに大きな悩みは例年通り、バザー前日と当日の人手不足の件であるが、今年は教会員以外の方々特に若い人たちの協力に大変助けられた。近隣教会からも応援に来て頂き、私たちの教会も教会間の豊かな交流のなかで支えられていることを改めて感じさせられた。実際にあちこちの教会で、バザーを開催する側の人手不足に悩んでいるのも事実である。

 私は野外担当だったので、内部の会場作りには加わらなかった。皆さん既に手なれたもので滞りなく設定も完了。野外の方は朝からテント張り、大漁旗の設置などを済ませ、昼は消防署への電話連絡から始まり、バーベキューコンロ設置に着火が仕事。下準備と最初の作り方の説明をして担当の若い方々、CSのお父さんに後をお願いした。コンロの片方では「焼そば」、もう一方は釜石の新鮮な「ホタテのしょう油・バター焼き」、それと「イカのポッポ焼き」である。イカは釜石ヒカリフーズさんから下処理した冷凍スルメイカを50杯購入し、前日に生姜・醤油・酒の付け汁に入れておいたものだ。これらの香ばしい臭いが風に吹かれてご近所中に流れてゆく。始めは例年になく人出が伸びなかったが50m先にある改革派教会の皆さんが団体で初めて来訪して下さり、美味なるものに舌鼓を打ち出した頃から、客足も増えて来てホタテもポッポ焼きも注文が次々と入り、結果完売することができた。

昨年に続いて番町教会から頂いた品も含めて、残ったリサイクル品は王子教会のバザーのために引き取られて行った。眠れる品物の活用だけではなく、新たな出会いと交流がバザーのお恵みでもある。

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