成人の日の月曜日、第15回北支区信徒大会が信濃町教会を会場に開かれた。テーマは「信徒のはたらきを考える~被災地から学ぶ」ということで、岩手県の宮古教会からM牧師を招いて開会礼拝のメッセージとして、あの日の出来事とその後の歩みをお話し頂いた。私は13年前の秋、M牧師が宮古教会とのお見合い説教のために、指導教授のK先生とともに来岩された折、釜石から盛岡までお迎えに行き盛岡に1泊。翌日さらに宮古教会までお二人を車に乗せて案内した。また同じ学校法人内の幼稚園を経営する仲間として、岩手沿岸地区の宣教と教育の課題をともに担った仲でもある。今回の震災以降も、沿岸地域の幼児施設支援において可能な限り様々な人と物とを繋いできた経緯もあり、M牧師が語る言葉の一つ一つがとても重く感じられた。お話しもテーマに沿った大変豊かな内容であったと誰もが感銘を持って聞き入っていた。
分団協議やその後のバザーなどで被災地支援の働きのために北支区が祈りを合わせていること。東京でも小さな教会は多くあり、困難な現場の事情を共有し、互いに顔の見える仲間になろうとする努力が続けられていることなど、信徒大会の意味を思わされたが、参加24教会、出席者110名余は、それがなお途上にあることを示している。だが近隣教会との助け合いは今後ますます重要な課題となってくるだろう。
夜の講師を囲む懇親会は楽しいひと時となった。M牧師は宮古教会と幼稚園は新しい土地を既に購入し、わずか10名の群れながら新会堂・新園舎建築に向けて大胆な1歩を踏み出したことを、図面を手にしながら説明してくれた。彼とは新会堂・新園舎が防災と減災に十分に配慮し、命を守る建物であることを目指せるようにとこれまでも話しあってきた。エコだけではなく、防災が今日の緊急の課題になっているからだ。
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